ミチテイク、ミステイク/バンブーブンバ
ミチテイク、ミステイク
感傷は観照ではなく
緩衝なのだと
干渉しても
この
ミチテイク 気分
秋
名前は
どうだっていい
ミチテイク、ミステイク
空
錆色になる
鉄塔が
泣いている
泣いているわけでなく
ミステイク 自分
電線と風だ
フェノミナル
ミチテイク、ミステイク
疾風は放り出す
ネクタイも群青色
連絡船の輪郭線
灯火と入れかわる
限界状況 に
ミチテイク
君
もういない
ミステイク
ミチテイク、ミステイク
閉められた
残業の 窓ガラス
曇りはじめた
秋
名前は
どうだっていい
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