『神戸』エッセイ6500字/アマメ庵
 
あり、未練であり、悪足掻きだ。
この日記を書き、そして公開することで、ぼくの愛がまぎれもない本心であったことを証明したい。
キイボードで文字を打ち込む間、何度ひとり涙して中断したことだろう。
あの日から今日まで、本当に、何度泣いただろう。
冷めたぼくを暖めたのは君だった。
乾いた心を潤したのは君だった。
君が、潤し過ぎたせいで、ぼくの涙腺は止まらないよ。
こんなぼくに、変えてくれた君に、心から感謝したい。
もう、明日からは泣かない。
ぼくも、新しい恋を見つけなくてはならない。
君の、新しい相手との幸せを願うよ。
だから、
だから、ずっと友達だろう?
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