ありのままの記録/結城 森士
芸術性とは何を持ってそう呼ぶのか
芸術とは、分析、記号化、言語化、データ化 そういったものに対するアンチテーゼだったはずだ(少なくともおれの中ではそうだ)
ならば、「芸術とはなにか」を定義することのなんとおかしいことか。
規定されないもの=芸術
なのだから。
だとすればだ
芸術性に指標はない
考える必要もない
ただ、ありのままの記録
それこそが真の芸術に成り得るのではないか(その発想もおかしいのだが)
芸術に優劣はないのだ
現在残されている芸術なんて
すべて後付けの理由によるものだ
ただし前提として
・規定されないもの
・記号化、データ化に対するアンチテーゼ
の2つを満たしていなければならないが。
おれは、ありのままの記録を残したい
それが芸術になりうるのだという信念の元に
ありのままの記録
ありのままの文
ありのままの気持ち
飾らないもの
答えのないもの
伝統芸能とは違う
新しい風
ありのままの記録
虚飾を外したもの
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