感情の吐露/結城 森士
 
批判できることはすばらしいのだった
自分のキャラクターを確立して打ち出すことは必要なのだった
人格をひとつのキャラクターとして記号化することは必要なのだった
批判できることはすばらしいのだった
自分の軸を持つことはすばらしいのだった
自分の主張に照らし合わせて、ほかのものを批判することは必要なことだったのだ

構築するのだ
記号によって構築する必要があったのだ
たとえそれが一面的な土台の上に成り立つ虚構の建造物だったとしても
わたしたちは、その建造物の上に立っているのだから
…否が応でもたたされているのだから

言語、数字、記号、文字
すべて大切なものなのだ

思考
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