憂鬱な土曜、音すらも聖跡なのだと、窓の外観ていた・・・/都志雄
どこにもいなかった。
どこにでもいた。
錆び爛れた仮面を
踏切りは見透かすのだろう
無邪気に
夕闇の美醜
生まれて消えてまた生まれ、
声
最後に溶けるの?
偽らぬ音声(オーラルヒストリー)?(フフ(不不)…)
そとは風
軌跡は示すのね
眼に見えぬものすらもすべて
なぞることができるのだ、と
蕩けてもよいのだ、流星
亞々 夜の砂(…)
倍々(bye-bye)(梅々(bye-bye))、
僕の…… (…ぜ ん ぶ 幻… )
肌は溝、越えられぬ
発火す
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