悲しいことがあると僕はいつも/花形新次
 
カンプンの授業(正確にはチンプン漢文と言うくらい、漢文の女教師に欲情していたんです、彼ったら。)が山のようでもあり、いつかなどは、先生に向かって「おまえのことは、おまえの髪型と同じくらい嫌いだ。」と思い切って優しく語り掛けましたが、(だって先生は40前の洒落た男でしたが、髪型というより、髭を生やしているのが嫌いでした。)
先生は「好きにしたまえ。」と仰られて、愛車のフォルクスワーゲンに乗って、近くでやっていたオールスター大感謝祭を見に行きやがりました。

 先生はいませんようになりましたことで、私以外の我々は、一斉に、私を非難しましたが、それ以来、先生は、なしの礫になってしまいました結果、逆
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