詩集評 国道四号線のブルース 構造 1000番出版555シリーズ /リーフレイン
感じるからだった。 彼を含めてこれからの世代に、自分も含めた老人たちはいったい何ものかを用意することができるだろうか?
最後を飾った詩は aaa という詩だった。
結句は
てめえらの子々孫々にいたるまで
祝ってやる
祝ってやる
呪いともみえる言葉だが、決して呪いではなかった。
呪いではなかったということに一抹の安堵を覚えてしまうのである。
多分、どのような世代のヒトであれ、一度は読んだほうがいいと思う詩集だった。
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