非実在青少年なんたら/真島正人
 
ら与党はけしからん」みたいな煽りをする人が、MIXIの日記を見ていると結構いる。
それってたぶん「どうせこの条例に騒いでるオタクどもは、これが都議会の条例か、政府与党が発したもんかわかっちゃいねーだろ」と思って、与党の批判をしたい人が書いているのだろう。
僕は別に与党の肩を持ちたいわけじゃないけど、党単位の決定とは関係ない条例を使って、適当な煽りをするってのは、相当に情けない行為だと思う。




『最近の若者はなっとらん』という思想と、今回の非実在なんたらは結びついてそうだけど、じゃ、規制すればするほど、青少年はすくすく育つのかどうか。
最近の若者は、温室栽培で甘やかされたから、大人になっても子供なのだ、というのなら、奔放な性を規制した時点で、それこそ温室栽培を加速させてるんじゃないのか?と思う。
いずれにせよ、若者の批判をする前に、まず、自分たちの思考能力の低下ぶりを自己批判してみたらいかがなものだろう、と、思わせられないではいられないのだ。

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