大学生活2ー医大のこと/番田 
 
るよりもよく説明が頭に入った。生まれてくる「文字」たちがどのような「意味」を持っているのかを考えたが「不勉強な僕」にはすぐには浮かんでこなかった。

勉強をすることが僕らの人生を決定づけてしまう。僕らは医者を目指していた。私立大学だったのでただでさえ高い授業料を留年でもう一年払うことになるとなると親としても大変なことになるのだ。

医者になるには全国から集まる同志たちとの競争があった。入学試験である、そんなことがあった日々でも僕らは日夜勉強をしなければならなかった。そして卒業するための単位を取得するには実技などもあり一般学科の学生とは毛色を異にしていた。


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