貝吹明さんの『【批評祭参加作品】思うこと』を読んで、いまさら思ったこと。/ツ
によって表現されたものは、まったくべつのものです。それは、どんなに精緻に描かれたものにおいても。でも、たとえ子供が描いた抽象的かつデタラメな絵であろうと、「まっすぐに線が延びてる感じ」とか、「そこでひらける感じ」とか、「閉じる」とか、「ここで終わる」とか、見る者になんらかのリアリティが伝わったのならば、端的に、そこには主観を超えてあるもの(描き手に経験的に蓄積された知覚の記録のようなもの/主観に左右されない鉄格子のようなもの)が記録されている可能性があるのではないかと、そんなきがしています。
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