その海岸の名は/
ゆびのおと
鈍色の雲 低く 低く
鉄色の波が打ち寄せる
うちあげられて
砂に埋もれながら朽ちてゆく カケラ
拾い上げると
いつか見た 聞いた 記憶の・・
(ウラギリノ アザケリノ コトバタチ)
しずかに 暮れてゆく 海岸
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