サから始まる語義凡例・サ〜シ/salco
 
発しており、破壊欲を満たすに過
 ぎない、使い捨ての無意味な観念である。何故なら性具としての女性消費は処女喪
 失後にこそあり、当の女にとっても快楽を知ること、出産により力関係の逆転を謀
 ることに価値が集約されるからである。
 つまり処女の実体性とは、汚されるハンカチに投影する感傷でしかない(無論ハン
 カチ自体は何の感傷も抱かない)。ゆえに膜でもないものに膜をイメージする習慣
 が破れない。童貞の亀頭が筆下ろしによって裂けるのであれば、このような幻想は
 誰も抱かぬはずである。


処女苑
 男を知らぬ若年女子という稀少肉を焼いて食う試みの為の高級焼肉店。

 好事家
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