娘へ −だめ親父の伝言−/……とある蛙
れはしないかと少し心配だったけど
僕は女房といじめっ子をいじめ返していた。
最後には僕か女房の顔を見ると
いじめっ子はみんな逃げ出したっけ。
その親たちも最後は僕らに気を遣っていた。
(中学・高校時代はほとんどおれ飲み歩きでよく知らず)
そんなこともあったけれど
君は大学を卒業して今度は大学院だ。
そんなに勉強が好きなわけ無いのになぜだ。
でもきみはプーやアリスが大好きで
いろんな本を原書も含めて買い込んでいたようだ。
本当はヘビメタ大好きのファッキン娘なのにね。
大学の理事のシスターがハロウィンのTシャツ見て驚いていたようだね。
大学の英語スピーチの大会で
ヘビメタがなぜ好きかをテーマにして
優秀賞を取ったのには少し驚いたけど。
まぁ頑張って勉強して下さい。
そして、人生を切り開いてください。
だめな父親は目立たないように応援してます。
これからも。
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