夜想/蒲生万寿
 
怒りの果て

逃げ出したくなり

惨めだと感じ

泣けるものなら泣いてしまいたく思い

それでも鼻糞ほどの責任にがんじがらめ

思いは遠くの空に馳せてみれども

視界を遮るビルにウンザリするばかり

悲しさと

寂しさと

屈辱と

胸に秘めた希望を握りしめ明日を叶えろ

小さな詩は

ここにこうして出来上がる

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