ピーター・パン・ガール/宮野
 
弾けそうなわたしの世界には一体何が詰まっているのだろう、砂糖菓子みたいに甘くてかわいらしいもの?ナイフみたいに鋭くてマッドなものが詰まっているの?誰も答えてくれないのは誰もわたしのことを知らないからなんだけど、しってほしいこたえてほしい/しらないでいてほうっておいて、
って矛盾だらけなんだわたし

帰り道で久しぶりに会ったともだちは知らないかおをしていた、誰?半年前のわたしからみたら今のわたしも誰?って顔してるのかな、あの頃のわたしから今のわたしまでの道のりは確かに一本しかないし、魔法でも使えたら誰?って顔しててもおかしくはないのかもしれないけど、でもやっぱりわたしにはそんな能力があるわけな
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