ほうぼう/あおば
 
                 100122



方々に散っている友人が
一堂に集まると
威勢が良くなって
すぐに革命を起こしたくなるそうだ
その友人の一人が打ち明ける
革命的な企ても無しに
革命が成就したつもりになって

きれい事を列挙する
きれい事には金銭は伴わないかのようだ

斯様に夜は過ぎ
朝を迎える頃に
冷えたつららが
ギラリと伸びる
落ちる前の予兆と
烏たちは知っている
知らないのは
軒下に生息する鎌鼬
借り物の毛皮を貫いて
首尾を遂げるつららたち
朝日が差しても意に介さない

つららつららと楽しげに
革命を歌い
方々から参
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