批評祭後雑感??現フォはこれから/KETIPA
 
けど。


ただ、「百科辞書つくりたいならWikipedia」「検索するならまずググれ」と同様に、「現代詩書くなら読むなら現フォにて」は、それなりに現実的な選択肢になってると思う(文学極道よりハードル低いし)。そういう意味では、潜在的な書き手、読み手を寡占的に集められるという現代詩フォーラムの強みはある。とはいえ現状では、一度来た客を恒常的なリピーターにするだけの求心力にかけている気がする。Wikipediaでもそうだけど、多くの人が集まることによる強みというのは、一から築こうとしてもなかなか簡単にはいかない。その「数による強み」を生かしつつ、「数集まることによるノイズの増加」に対処することが、現フォのこれからの課題だろう。Wikipediaのように、無数の編集者がノイズ(荒らしとか無為な書き込みとか)に対処していく自浄効果が、現フォにも出てきたらしめたものだ。

なんせ「現代詩」でググると、ほぼ毎回トップに出る現フォ。もうちょい現代詩に対して影響力をもったっていいじゃないか。死蔵文書を救い出すために働きかけるための文章が死蔵になっててどうする。
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