ラック/
相羽 柚希
賽を宙に投げてみる
これからの行方占うように
六通りの旅路しかないなら
どんなに楽なんだろう
現実 眠れぬ午前2時
複雑に絡み合う確率論
そういえば確率のテストは昔から0点だった気がする
ひび割れた心
周りの目から逃げて
殻が心地よくて
人生を賭けない
動くことをしない
要らないんだろ
叫ぶ雑音は雪になる
欠片を拾い集めて
賽を宙に投げてみる
無音が煩く夜に響く
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