心ってなに?/籠球太郎
私にも君達にも、「心」というものがあります。
今、わかっているのは、
「心」というのは目に見えるものではなく
とらえどころのない、不思議なものです。
「心」という言葉があるから、
どこかに、それが存在しているようなつもりになります。
でも、それは形あるものではありません。
もし、君が悲しい気持ちでいるとき、
それが「心」で思うものなら、
その悲しい気持ちはどこにあるのでしょうか?
それは、そう思う気持ちだから、
そう思っているのは君自身だから、
君自身が「心」そのものなのです。
君のすべてが、君の「心」なのです。
だから「心」とは、
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