【批評祭参加作品】批評なんて書く気も読む気もしねえっていう、僕へ/葉月二兎
がどんなに敬虔な清教徒かヨブであっても、↓のようにしちゃったりする。
「さようなら」、「苦しい」、「嫌だ」、「助けて」……でもね、こういった感情はそのまま声に出して言ってしまった方が、大概は楽になるってもんだよ。
それでも僕が表現をしたいんだったら、またはこう言ってよければ、「創作」をしたいんだったら、表現したいことにあった形式にするのがベストだ。たとえば絵を書いたり小説を書いたり映画を撮ったりね。これは僕の経験則だけど、詩なんて自分の伝えたいことが一番伝わんない表現方法なんだよ。だからもっと良い方法があるのなら、とっとと詩なんて形で表現するのはやめたほうがいい。
それでも僕
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