【批評祭参加作品】詩だとかブログだとか日記だとか【虹村 凌】/虹村 凌
語らない訳には行かなくなるだろう。日常とはネタの宝庫であり、それを他人に読まれる形で公開すると意識する事で、その言葉達は面白味と緊張を帯びて、実に素敵なものになると俺は考えているのだ。「知らんよ、君の日常なんぞ」と言うスタンスに相手を引き込むには、それなりの技法と努力が必要だろう。その手法の一つとして、サンプリングがある訳だと俺は思い、己の行為の正当化を計っている。
相手の想像力を刺激せねばならぬ。日常は想像に足るから、共感を得易いのじゃなかろうか。ぶっ飛んだ事も面白いが、他人の日常は更に面白い。だからブログやSNSが流行るのだ。知りたい、覗きたい他人の日常を堂々と垣間みられる。ドキドキする
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