【批評祭参加作品】ひろげた本のかたち(佐藤みさ子)/古月
 
ら逝く
 ・さよならをするさよならのずっと前
 ・ひろげた本のかたち死というものがあり


 彼女が書くことをやめるとき、すなわち肉体的な死を迎えるときに、佐藤みさ子という一冊の本は未完のままで終わり、あとには開かれたままのページと、彼女の言葉だけが残されるのだろう。
 そしてそれは佐藤みさ子という名前とともにいつまでも語り継がれ、これからも永遠に生き続けていくのだ。


 ・読みふけるブックカバーにくるまれて


川柳MANO
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