夢/ゆびのおと
 
かすかに上気した頬
鎖骨のくぼみに溜まった汗
息遣い。

柔らかく
膝にかかる軽い重みと
あけ放しの眼

・・ハンカチが小さすぎて、拭いてあげられない

タオルを用意できない わたし

見つめるだけの

どこでもない場所




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