【批評祭参加作品】谷川俊太郎インタビューから考えた事/大村 浩一
 

ゲリラ戦を構想するのも楽しいではないか。
 金では売り買いされないぞ、というのも良い。どれだけ頑張ってもカネにな
らないしプロにもなれないものなのだから、経済的な束縛からは自由でいられ
る。経済的利害の外側の立場でだけ語れるものが、詩には存在できるって事だ。
経済万能に見えるこの世の中で、これは貴いというか、粋なモノと言えるので
はないか。
 そして、谷川さん本人は文中では決して評価していなかったが、そうした些
細なものを拾いあげられるものとして、ネットという場所をもっと肯定して良
いのではと思う。

 以上、谷川さんへの批評というよりは、詩のありかたに対する自分の意見の
ようなものになった。まだ書き足りないしまとまらないが、ひとまず筆を置く。

2010/1/9
大村浩一
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