当たり前のことを忘れないために 走り書きメモ/結城 森士
 
」「綺麗・汚い」「可愛い・ブス」「1・0」「白・黒」…現実は、こんな安易な二元論で論じる世界じゃない。もっと流動的で、もっと多角的で、複雑で、いつまでたっても結論にたどりつけないような奥深さを持っていて…、僕達はもっと謙虚にならなくてはならない。安易に答えを出して頭の良い切れ者を演じるのは愚かだ。世の中を上手く立ち回ることが良いだなんて、そんな目先のことを考えているだけでは、あらゆる崩壊を招くだけである。

視野を広げろ。全ての事象が留まってはいない。全て動きながら、流れている。その度に形を変えながら。だから、決まりきった答えを述べるのはやめろ。用意された答えはいらない。現実から判断しろ。

全て、物事は移り変わっていくものだ。
確かなものなど何もない。
答えなんてどこにもない。

社会が押し付けた価値観に染まるのはもうおしまいにしよう。
社会は、流れ行くものを、留まっているように見せることしか考えていないのだ。
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