ホイッスル/
バンブーブンバ
そう、たしかに響いた
ゲームは
終了したのに
見わたせば
無人のワンマン車両
すると
窓越しにトンビ
秋涼よろしく
楕円をひとつふたつ
そうか、君だったのか
小さな本が横滑る
見なれたコーヒカップ
頬に見積書の烙印
天高く
ヤカンが吹いてる
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