ジュラ紀の庭の/ゆびのおと
 
声が
微かな
耳鳴りのように
ざわざわ
ざわざわ

実体もなく
手触りもなく
ふうっと
かかる


気圧?
風圧?
「今の 視線は 目の前 の  」
つよく
みる
ひと

一瞬
遠く
時空を超えて
運ばれる時代で

わ た し
生まれ
育ち
恋をして
年老いて
死んでいった

ひと駅分の 真実

琥珀の中の
恐竜

キラキラ
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