インド旅行記8(バラナシ)/チカモチ
す。
はやしたてられるのかな、と思いましたが彼らは意外と好意的でした。一部は老人に対して非難めいた視線を送り、一部は心配そうな顔で事の成り行きを見守っていました。
多くの人に見られ老人が決まり悪くなったのか、「わかった、もういい。行け。その代わり天罰が落ちても知らないからな」と捨て台詞。お言葉に甘えて私はその場を去りました。後から案内人の子どもが追いかけ、「気にすることないよ。薪代なんて払うことないんだ」と慰めてくれました。
うーん、女人の涙は通用するものなのか。インド人ってそこまで性悪じゃないのかもしれません。
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