インド旅行記6(アーグラー)/チカモチ
い。他の国へ行くと物価が高くてびっくりする。
それにインドは自由な国だ。神様の中には酒も煙草もドラッグもやるものがいるから、国中、自由な雰囲気が漂っている」
おそらく私がデリーでぼったくられたことを打ち明けたため、こんな話をしてくれたのでしょう。最後にサムは、そんなわけでインドはいい国だからまたおいで。俺がいつでもまた案内してやる、とつけ加え、ニカッと笑いました。
ガイド料金の価格は安くもなければ高くもない設定でしたが、この人は本当にいい人でした。
私の列車チケットがでたらめではないかどうか、頼んでもいないのに旅行代理店で確認してくれたし、列車に乗る際は夜食にしろとりんごを2個くれました。オートリキシャーも運転させてくれました。何しろ話好きで積極的にコミュニケーションをはかってくれる人だったので、一緒にいてとても楽しかったです。
サムに別れを告げ、夕方の夜行列車に乗り込みました。
いよいよ聖地・バラナシへ向かいます。
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