詩歌/
相羽 柚希
銀雪に落ちる雫
鏡に映す此の身
月を滲ませ貴方に背く
望みは久遠に途絶え
朱に染まる身を留める者も無し
嗚呼、其の旋律が彼の人のものならば
「花に咲かせ彩り染め上げ」
―惑いて崩れ去る淡い想い
嗚呼、後悔が許されぬなら
せめて
来世の邂逅を唄う
泡沫に終わぬように
今度は路を違えぬように
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