インド旅行記3(デリー)/チカモチ
 
して満足そうにうなずく初老。
「オーケー、あとの手配は俺がやっておくから、お前はデリーの観光をしてこい。そら、彼がドライバーだ」

結局この後ドライバーに案内されるがままにデリーを観光したのですが、ほとんど上の空で覚えていません。ただ、ドライバーが何度も「アーユーハッピー?」と尋ねてきたことだけは記憶しています。

夕方になりオフィスに戻ると、初老は列車のチケットとホテルの予約カードを手渡してくれました。
列車のチケットを見ると「3A」という文字。これはたしか三等級のクラスで、私がもともと持っていた列車よりもランクが低いはず…。
「3Aって格下じゃない?」と確認すると、「ファーストク
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