生きていることを問い直させてくれる美術展 医学と芸術展@森美術館/イダヅカマコト
のはひとつひとつの作品のメッセージ性が強かったこと。そして自分自身が自分の生の在り方について考えているからだと思います。
今回作品以外で驚かされたことが一つありました。
それは展示に触ってしまう人、特に大人の女性がほかの展覧会に比べて格段に多かったことです。
触った人がいた展示はただ一つ、アクリルの中に閉じ込められた人体の輪切り標本です。アクリルも作品だということが分からなかったのだと思います。触ろうとした時に彼女たちが何を考えていたかは判りませんが、触ろうとする行為自体に人が自分の体に示す親しみを感じて少し胸が熱くなりました。
医学と芸術展は生に対して持っている価値観を自分の視点で問い直させてくれる場所です。ぜひ一度行ってみてください。
きっと、一人で行くよりも大切な人と行って語り合う方がいいとおもいます。
時節柄カップル連れも多かったですし。
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