<これは、死のようなモノ> 〜 川村透さんを悼む/藤原 実
 
こうして濡れて行くんだろうカーゴ・カーゴ
きみきみ。
染み染み
匂う。
すべてでした。


ふつうじぶんの理解を超えた印象をうけた作品というのは遠ざけてしまうのが、ぼくのクセなのですが、彼らのものに関しては読み捨てにできない何かがあって、「なんでこういう詩ができるのか?どこから生まれてくるのか?」と考え込み、苛立ち紛れに短いコメントを書き込みました。
「これはなんのための難解なのか?」「もっとふつうのひとに通じるコトバでかくべきだ」
思えばずいぶん失礼な物言いでしたが、このいいがかりのようなコメントに川村さんは、まっすぐな態度で答えてくださいました。

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