「名」馬列伝(13) トウショウフリート/角田寿星
 
ーフライの血を濃く持っているために、牧場内の牝馬ともなかなか種付けできない。
2006年をもって、用途変更により供用停止となる。

しかし彼の名が、一頭の牝馬の活躍により、再び登場することになる。
シーイズトウショウである。彼女の母の父が、誰あろう彼であった。
彼女の太く長い活躍を見るたび、彼の種牡馬としての未知の力量を伺い知ることができた、というのは言い過ぎだろうか。
思えば、彼のこの配合は、ノーザンテーストの日本版を作ろうとしたのか、と考えることもできる。
故郷の牧場で余生を送る彼であるが、彼の物語は、まだまだ終わらない。


トウショウフリート     1988.4.27生
              11戦7勝
              おもな勝ち鞍  パラダイスS

[グループ]
戻る   Point(3)