バス停/……とある蛙
 

母親同士の話が始まり、
僕の短い恋も始まった。

僕は不機嫌そうにあいさつした。

帰りも一緒だったのだが
やはり僕は不機嫌そうだった。
恥ずかしかっただけなのだ。

かぁさんとは似ても似つかぬ
君が一遍で好きになり。

しかもそのあと僕たちは
同じクラスで下校時、同じ
同じバスに乗り、話し出す。
君に何か用事があれば
いつも校門をうろついて(わっストーカーだ)
また、いつも同じバスに乗り
一緒に楽しく話しだす。

君の親友が一緒でもやはり近所で一緒に蛙。。

君の前ではいつも
僕は僕でなく
君の友達の僕を演じていた。

(そうさ演じていたん
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