ベース/
ふくだわらまんじゅうろう
上から眺める街
退屈な街
だけど街
多くの人々が住む街
くそったれな思い出に満ちた街
屈辱の街
わたしを貶め陥れた街
だけどわたしの
涙を受け入れた街
あの街の夕暮れに
あなたの影の思い出に
さよならしながら
その扉に
手をかけて
…
ねえ
あなた
あの頃わたしたち
うまく踊れていたよねえ
滑稽だけど
うまく踊れていたよねえ
どこか梢で
カラスが嘲ってる
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