世を去り逝く詩友への手紙 〜追悼・川村透さん〜 /服部 剛
}い続けるという言葉にならぬ思いを、夜空に向かって一心に、伝えたい・・・
これからふたたび、川村透という詩人が遺した詩の言葉が、私達に何を語りかけているのか、娘さんへの愛情のこもった作品を始めとして、耳を澄ます思いで読んでいきたいと思う。あの旅先の夜の語らいのひと時は、哀しくもずっと忘れ得ぬ、大切な、思い出となった。あの日、川村透という詩人が僕に語ってくれた事を、現代詩フォーラムを訪れる全ての若き詩人へのメッセージとして、この文を読んでくださる皆さんと、共有できることを、密かに願います。
川村さんが詩と朗読について「自分の根源から生まれてくる言葉」であり、「読者と一対一になれる
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