別れの灯り/月乃助
された半分の私は、でも、しっかりと
生き続けているのです
ガスのわずかな灯りをともしてみれば、
それは、紅茶のためでなく
星がおのずの身をけずり燃焼する
まるでその姿をたとえて
部屋の中にカガヤイテイル、
夜空に目にする光景と同じ 静謐な炎
↓
みつからないと分かっていながらも
あきらめずに答えをさがした夜、そして
明日もみつからないと分かっていながらも、、、、
考えないで…考えちゃいけないよ
それを続けることに、どれほどの価値が
あるのでしょうか?
あの人と一緒に、
鳥のように空を翔ける
その感覚を共有したのなら
もう今度は、空からの降り方を知っても
良いころかもしれません
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