ブーツにぶつぶつ/
ルナ
街を歩くキレイなお姉さんは
秋晴れの空の下
ふかふかのブーツを履いていた
ブーツの上は素足で
短いパンツでお尻だけ
包んでるんだ
変なの
そう言う私に
キレイなお姉さんは
ふふっ
と笑って
こう言うの
おしゃれはね
ひとつのやせ我慢と
ひとつの勇気で
誰かさんのために
作るのよ
別れ際
不思議そうに眺める私の瞼を
人差し指で
つっと撫でて
微笑みながら一言
あなたも
シャドウ一本引く時が来れば
分かるわよ
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