芸術とエンターテイメントの対立に関して メモ/結城 森士
 
肉強食という逃れられない連鎖の中にいる。人間も、あくまでその中のひとつだ。
それによって、「相手をつぶそうとする欲求」が本能的に働いていると仮定したら、「批評者は自分の考えに反するものを批判して潰そうとして発言する」。また、「表現者も自分の考えに反するものを批判して潰そうとして発言する」。だって、その方が、自分が認められるようになるから。
人は一生を通して自分の存在に意味を見つけ出そうとする。とカミュが言った。
自分の存在に意味をつけるために、相手を否定する。それが2項対立の正体だとしたら。
僕は全く愚かなことを書いているに過ぎない。

世の中は、「必要」が溢れている。
いかに「必要」を「充足」にしていくかが、僕たちの役割なのに。

相手を批判し、潰してのし上がっていく場合じゃないぞ。

相手を批判する?
そんな余裕があるの?自己顕示欲は捨て去れ。

必要を充足に変えていくこと
つまり、「やらなければならないこと」だけを最短距離で導き出す。
それだけを考えろ。それだけを考えるべきだ。


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