非人間に因り手を懸けられた青き児の末路/
やぶさめ
非人間に因り手を懸けられた青き児は
夢をみていたのです
緑色を胎内に吐き出され
無垢を嘯く輩に嫌気が差していた所です
あおてんじやうを
眼球に焼き付けました
染むる夕に背を向けて
非人間の傍へ駆けてゆきました
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