夢の中に飛込んだ/こめ
 
香の濃いコーヒーの匂い

時間など忘れてしまいそうな一時

走るのを止めないのは

駆け抜ける風が心地いいから

旅にでるからもちものはきびだんごで

そういって後にした

数は少ないでもこれだけあれば十分

新しい朝がくるにはもったいないくらいさ

季節外れのX’mas

雪は降らないけど

小さな綿の雨が降る

そんなに欲しい物ではなかったけど

サンタさんがくれたのであれば

それだけでいくつになってもうれしいものだ

生い茂る蒼い森で

神の湖を見付けて飛込んだ

こっちが入口でこっちが出口

でも繋がっているなら

どっちにしろ変わらないじゃないか

ポケットの中には何もないけど

一回叩いてみても別に何があるわけじゃない

今日もつまらない深夜番組をみながら

日が登りそうな空を見て

夢の中に飛込んだ
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