結婚詐欺/ふくだわらまんじゅうろう
す甘い粘液とを絡めるように、滑らかに、そう、必要以上に滑らかに、カリ首の段差を往き来する。そしてその器用な舌先で君の裏側をなぞり、表皮と粘膜の境界を辿り、しまいには君の粘液ほとばしる鈴口に分け入ろうとする。
そして実際に君の怒張した陰茎がその女性のあたたかく潤んだ陰唇を潜り抜けるとき、女は軽く声を上げる。君はたまらずその奥の奥まで挿しいれて、もうこれ以上深く腰が沈まないところで一度立ち止まるのだけれど、たまらなくなったのは果たして君自身なのか、それとも君の脳幹だとか脳髄だとかA10神経だとかそういったものの正体がたまらなくなっての衝動なのか、どちらがどうだと言うのだ、それが我々にははっきりとわ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)