出来れば。ロマンチシズムに溺れた妄想の果てに。/鈴木陽一レモン
刃があって
いつも
そこに
真実があって
いつも
そこに
うそがあって
あたし
しをかく
さみしくなりたい
きみのいんりょくで
ほしが、へこんじゃったよ
きみは
改行する病気
ぼく
君が歓んでくれることなら死んでもやりたいけど
君が厭がることは不老不死と引き換えでもしたくない
だから
きみが
すこしづつでも
カプセルを減らせるように
唄う
唄うよ
新曲だよ
ラブソングは使いまわせない
君に捧げる
愛や希望やCDラックに積もった塵だとか
そういうあらゆる煌めくものたちへ捧げる
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