出来れば。ロマンチシズムに溺れた妄想の果てに。/鈴木陽一レモン
しのね、お気に入りの作家さんがいて
そのひと、かわいい女の子に出会うたんびに
きみ、作家になるべきだよ! とか、作家になればいいのに〜
みたいなことばかりゆうから、あたし、だんだんとね
作家ってゆうのは、かわいいものなのかな?と思えてきてね
なら、愛せるな。 さっか、って愛しいものなのかぁ…。」
背中に羽の生えたガキ
いつのまにかいなくなった
十字架を手にした女の子は
男の子の「叶わなかった夢」を聴いた
そしてまた「こんぼう」で二十五分間、殴り合った
あたしは たしかに きみの ゆめを きいた
まほうを かけるよ あたしで よければ
BGMは一貫
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