爆裂弾に跪く脳に花の生えたひとびと/
ななひと
わたくしは純粋な共同墓地に立ち、
さまざまな指を集める。
重機関銃にくくりつけられた柔らかな身体人形よ。
鉄塔には動脈が巻き付いているのである。
垂れ下がる後悔は無為に揺れ、
ユークリッド幾何学はトローチとしてすべての小学生に配られる。
わたくしは小動物的においでおいでをする人である。
わたくしのおいでおいでについてくる人々は、結末のない推理小説に「で?」と思い続けるであろう。
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