きっと僕が小さな少女だったら/なかがわひろか
しゃみをしてった
それが何かのしるしなんだって
今の僕には分かるよ
あの瞬間だったんだよ
あの瞬間だったんだ
ねェもういいかなァ
もういいかなァ
昨日の声は
やっぱり今日も聞こえない
ねェもういいかなァ
もういいかなァ
ちょっぴり僕は
悲しくなるよ
寂しくなるよ
嬉しくなるよ
楽しくなるよ
僕が小さな少女だったら
きっともっと小さな少女になりたがるだろうね
きっとそうなんだ
きっとそうなんだよ
今日は僕は
何かになれるかなァ
僕は何かになりたいかなァ
(「きっと僕が小さな少女だったら」)
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