四次元ハーモニクス/こめ
 
四次元ハーモニクスは

夜の公園に不気味に響く

欠片を拾うことを

罪へのお返しだと思い

喜んで組み立てていた

見えない所では

僕が思う人は今日も

ネオン街へ知らない男と

消えていった

現代の言葉では

表すことが出来ない気持ちは

体の奥底へ押しやった

夏が来たね

だからどうした

夏休み中の若人どもは

はめを外しすぎだった

今まで何をやってきたのだろう

どうして此処にいるのだろう

何でこんなことをしているのだろう

そういうことを考えては

またあの気持ちに戻る

純粋に遊ぶのが楽しく
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