ウタ。/
aokage
貴方が望むモノなら全て、
この身を賭して捧げたい。
けれど、
私には何もないから。
どんなに想っても、
どんなに願っても、
私の此の腕は、
貴方の光へ届かないから。
私には、
詠うことしか赦されないから。
貴方の為に、歌って良いですか?
貴方の為に、この詩を、
声の限り、命の限り、
謳い続けて、良いですか?
貴方の光へ届くように、
貴方の心へ響くように、
此の命が、
尽きるまで。
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