まほう/ユメミ リル
 
手のひらのかんじょうが
あなたには みせない
あたしをつくってるみたいで

うその はじまりとおわりが
好きという 文字の中

どれだけ滲みているだろう


銀木犀のひかえめな香りを
空の青といっしょに
すいこんだ


ここから
届くかもしれない
ゆめを かぜにのせて




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